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Saturday, October 16, 2010

オフシーズンにスポンサーの獲得

先日のブログ・エントリー「出会い@MiLB」の続編をお届けします。ご参照頂けたら幸いです。

スポンサーシップをいかに獲得するかが、球団運営の命運を分けると言っても過言ではありません。MiLBプロモーショナルセミナーで出会ったポータケット・レッドソックスのコーポレートセールスの責任者と出遭った時の事。オフシーズン中のスポンサー獲得、つまり「ゲームや中継も無いのに、どのようにスポンサーを獲得するか。」という議題が彼と私の間で浮かび上がりました。 現在、オフシーズンの球場の使用方法やサービスの提供により、野球運営とは別の形で収入を得ようという球団がほとんどです。 シーズンがあるスポーツにとって、オフに収益を伸ばすことはビジネスを拡大する上で非常に大きな部分ではないでしょうか?

球団がスポンサーを獲得する上で一番重要なことは、スポンサー企業をファン(公共)に対して露出させることです。球場にて試合を観戦された方はお分かりだと思いますが、球場の至る所にスポンサーの広告が張り出され、ゲーム中のプロモーションにもスポンサー名を目にすることが出来ます。

そのスポンサー企業が露出できる機会が少ないオフシーズン。どのように球団はスポンサーシップを獲得できるのでしょうか? 私が考えるに。。。

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の活用(Twitter / facebook)

が一番に考えられるのでしょうか?
一言でSNSと言っても「既に使用している。これ以上広がるはずがない。」という声が上がるかもしれません。しかし、既存のSNSをスポンサーシップの為に活用できているでしょうか?


ではポータケット・レッドソックスのSNS活用状況を見てみましょう。
<Facebook>
http://www.facebook.com/GoPawSox
登録者数10840人
主に登録者からのコメントや写真が共有され、球団自身の宣伝(来季シーズンチケット購入方法)が掲載されている。

<Twitter>
http://twitter.com/#!/pawsox
登録者数2226人
ほほ100%が来季シーズンチケットの宣伝が掲載されている。


Twitterの登録者数が少ないのは置いといて(勿論利用者数を増やす工夫をするのは急務です)、球団の情報(宣伝)しか投稿しておりません。もしこれらSNSに球団が契約する地域スポンサーの情報(O月O日にイベントを開催する・O時からO時はタイムセールス・球団SNSからのクーポン配布)などを行えば、スポンサー企業にとっては魅力ですよね。勿論スポンサーシップパッケージにもこれらのサービスを加えることによって、更なる収益が上げられることが予想されます。

消費者は何を求めているのか? 消費者が料金を支払い、大衆情報を獲得する時代は終わりました。その情報交換の場としてSNSが使用されております。球団が以下にそれを利用して、自身の為だけでなく、消費者(ファン)とスポンサー(地域ビジネス)を繋げる架け橋になる必要があると強く感じました。何はともあれ、このようなことを考えさせて頂いた出逢いに深謝ですね。

Go PawSox!!!

McCoy Sunset
McCoy Stadium (Pawtucket, RI)

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